PacketiX.NET 実験用オンラインサービス 使用テクノロジー
このページでは、PacketiX.NET 実験用オンラインサービスを提供するために使用されているテクノロジーについてご紹介いたします。
オープンなテクノロジーのみを使用したサービスの構築
オープンテクノロジーでのシステム構築
ソフトイーサ株式会社は、PacketiX.NET 実験用オンラインサービスを構築するにあたって、オープン (汎用的で公開されている)
なソフトウェアテクノロジーのみを利用してシステムを開発しました。
- 本サービスのために動作しているサーバーコンピュータはすべて x86 の PC/AT
互換機であり、特別なハードウェアは一切使用されていません。
- 使用されているオペレーティングシステムは Windows および Linux であり、特殊な OS は一切使用されていません。
- VPN 機能の提供のために使用されている PacketiX VPN 2.0 はソフトイーサ株式会社によって一般に公開されており無償でダウンロード可能なバージョンのソフトウェアをそのまま使用しています。本サービスのための独自の機能拡張や開発などは行っていません。
- Web サイトの構築のために使用されている環境は Microsoft .NET Framework 2.0 およびそれに対応した
ASP.NET 2.0 などの Web サーバーソフトウェアであり、すべて Microsoft
によって公開されているものをそのまま使用しています。
したがって、多少のシステム構築に関する知識をお持ちの方であれば、どなたでも、インターネット上に本サービスと同等のオンラインサービスをいつでも構築し運用することができます。
本システムのソースコード等の提供
ソフトイーサ株式会社は、PacketiX.NET 実験用オンラインサービスのような通信サービスの提供を検討される通信事業者や
ISP、企業ユーザーに対して、本オンラインサービスの構築にあたってプログラミングした専用の Web
ページ用プログラムやデータベースなどのソースコードを、無償で提供いたします。
(簡単な秘密保持に関する覚書が必要となる場合があります) 通信事業者や
ISP、企業ユーザーは、このソースコードを参考にしたり二次利用したりすることにより、PacketiX.NET
実験用オンラインサービスと同様のサービスを、有償・無償問わず、インターネット上で提供することができます。
PacketiX VPN 2.0
PacketiX.NET
実験用オンラインサービスでは、VPN 機能を提供するソフトウェアモジュールとして、ソフトイーサ株式会社が開発した最新の VPN
ソフトウェア製品である
PacketiX VPN
2.0 が使用されています。
特に本実験用オンラインサービスを構築するにあたっては、ソフトイーサ株式会社の最新のソフトウェア製品や、現在開発中の最新のソフトウェア製品の機能を、最大限有効に活用しています。
PacketiX VPN Server 2.0 Carrier Edition
ソフトイーサ株式会社が現在開発中
(2006 年 10 月現在) の
PacketiX VPN Server 2.0 Carrier Edition
は、インターネットサービスプロバイダや通信キャリア、Web ホスティング事業者などの通信事業者が、顧客のために VPN
サーバーの機能をホスティングして提供する形態のオンラインサービスを運営するために最適化された PacketiX VPN Server 2.0
の製品エディションです。すべての機能を利用でき、また標準状態で事実上無制限の VPN 接続数を受け付けることができます。
PacketiX.NET ASP 型 VPN 実験サービスでは、ユーザーがいつでもすぐに新しい仮想
HUB を作成し、その仮想 HUB
を自由自在に管理し使用することができるサービスが実現しています。このサービスを実現するために、PacketiX VPN Server 2.0
Carrier Edition の機能である、無制限の接続ライセンスと大量の仮想 HUB の作成機能を利用しています。
PacketiX VPN Server 2.0 クラスタリング機能
本サービスでは、PacketiX VPN Server 2.0 をインストールした VPN サーバーコンピュータを合計最大 10
台設置し、それらのコンピュータ間で 1 つの VPN クラスタシステムを構築しています。これにより、非常に大量の個数の仮想 HUB や VPN
接続セッションが本サービスの VPN サーバーに対して接続した場合でも、自動的に負荷分散処理が行われます。詳しくは、クラスタリングによる大規模環境への対応をお読みください。
クラスタリングによる大量の VPN 接続の処理 |
PacketiX VPN Server SDK for .NET 2.0
PacketiX.NET ASP 型 VPN 実験サービスでは、ユーザーが Web ページ上で、仮想 HUB を作成 / 削除したり、仮想
HUB の設定を変更したりする作業を行うことができます。このとき、Web ページをホスティングしている Microsoft IIS 6.0
およぴ ASP.NET 2.0 上で動作する Web アプリケーションから、リアルタイムで、常時稼動している PacketiX VPN
Server 2.0 のクラスタコンピュータに対して、仮想 HUB の作成・削除や設定変更などの操作を呼び出すために、PacketiX VPN
Server SDK for .NET 2.0 と呼ばれる Microsoft .NET Framework 2.0
に対応した開発キットを使用しています。 PacketiX VPN Server SDK for .NET 2.0 は、PacketiX
VPN Server 2.0 の製品版エディションを所有しているユーザーが無償で入手することができる
PacketiX VPN 2.0 Administration Pack に含まれている .NET に対応したアセンブリ
(DLL ライブラリ) です。 この SDK を用いることによって、仮想 HUB のユーザーが Web
ページで入力した設定変更内容や管理操作内容などが、リアルタイムで PacketiX VPN Server 2.0 クラスタに伝送されています。
Microsoft .NET Framework 2.0
PacketiX.NET 実験用オンラインサービスでは、Microsoft のソフトウェア技術である以下の Microsoft .NET
Framework 2.0 に対応した最新のテクノロジーを活用しています。
Internet Information Service 6.0 + ASP.NET 2.0
PacketiX.NET
実験用オンラインサービスの Web サイトは IIS 6.0 上でホスティングされており、Microsoft .NET Framework
2.0 に含まれる Web アプリケーションプラットフォームである ASP.NET 2.0 が動作しています。 仮想 HUB
の管理ページなど、インタラクティブな Web プログラムが含まれるすべてのページは ASP.NET 2.0 によって稼動しており、ASP.NET
2.0 から PacketiX VPN Server SDK for .NET 2.0 のアセンブリ DLL
のメソッド呼び出しを行うことによって、PacketiX VPN Server 2.0 クラスタ本体に対してリアルタイムで要求を送信しています。
Windows Server 2003
IIS 6.0 および
ASP.NET 2.0 を使用するため、Microsoft のサーバーオペレーティングシステムである Windows Server 2003
を利用しています。 Visual Studio 2005
PacketiX.NET
実験用オンラインサービスの全 Web サーバー側プログラムは Visual Studio 2005 を使用して開発されました。プログラムコードは
C# 言語で記述されています。 |